2009年8月15日土曜日

蒸留水の魅力!?Jackie Paris を聴く。


先日、WOWOWで鑑賞した映画「ジャズ・シンガー/ジャッキー・パリスの生涯」で、ジャッキーに興味を持ち、さっそくAmazonで、"Jackie Paris Sound"というアルバムを購入した。

総て曲がスタンダードで固められ、1曲3分内外というのもいい感じだ。
録音は1957年11月と58年2月。「It's only a paper moon」からスタートし、「It could happen to you」、とスタンダードが続き、「On a slow boat to China」で終わる。曲によってはハンク・ジョーンズがピアノを担当しているものもある。
白人のヴォーカルだが、シナトラやクロスビーのようなクルーナー唱法ではなく、どちらかというと
マット・デニス系のクールな感じがする、引っかかりのない感じ。いい意味でいえば"粋"。悪く言うとサラサラしすぎ。ジャズヴォーカルをクールにスィンギーに楽しむ人には、うってつけといえる、お勧めの一枚だ。批評家の中には"蒸留水のような"くせのなさ(いい意味で)と評している人もいた。
日本ではアンダーレイテッドの見本のような歌手であるが、最近では数枚の名作がCDで手に入るようになった。不幸にも2004年6月に79歳で亡くなっているが、その生涯は、映画で見る限り幸せなものではなかった。だが、彼は、それを人から不幸だ、といわれることを嫌っていた。
晩年の人生からは想像もつかないような、初期の数枚「Skylark」、「Sings Geoge Gershwin 」などは必聴だろう。どうか、一度Amazonで試聴してみてください。

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